Hobby[Personal Computer]- 趣味で増え続けるモノたち


◆ASUS EeePC901xにAntiXLinux v22をインストールする


0:事の発端
 KonaLinux、音は良いがやはり若干動作が重たく、EeePC901xの身の丈に あった環境にしたい、と以前環境構築
 に失敗していたAntiXLinuxに再度挑戦。
 ド素人から毛が生えた程度のITエンジニアモドキによる、環境構築までのドタバタ顛末 を記す。
 ちなみに所有するEeePC901xの仕様は以下の通り。
  CPU:Intel Atom230(1.6GHz/1C2T)
  HDD:32GB(SSD)+4GB(SSD)
  MEM:SO-DIMM 2GB
  電源:12V 3A 36W ACアダプタ(標準)


1:まぁそんなわけで
 とりあえず最新版の「antiX-22_386-full.iso」を入手、 rufus-4.0でUSBにISOを焼いてライブ環境を起動。
 EeePC901はUSBブッ挿しても自動で起動してこないので、Biosからboot の変更が必要。
 ライブ環境上では動作やはりきびきび、使用メモリは200MB程度。


2:インスコしてみようぜって事で
 ライブUSB差しっぱで再起動、AntiXのGarb選択画面でF2。日本語を選択する と日本語でライブ画面が立ち上がる
 ので、そのままインスコ開始。
 SSDが32GBしかない為、OSはKonaとのマルチブートとせず全取り換えで丸っと 上書きとした。
 操作は基本表示に従えばOK。


3:インスコ後のあれこれ@日本語設定
 インスコ完了したら、ライブUSBは引っこ抜いてOK。
 面倒くさいが、EeePC901のboot順番をOSインスコした領域が最初に来るよう にしておく。
 インスコ後は日本語表示は出来るが入力は出来ないので、準備としてまずはアップデート。
 コントロールセンタ>ソフトウェア>antiX アップデータを選択して、システムのアップデートをしておく。
 結構時間かかる(64%付近で止まってる様に見えたが進んでた、その後無事完了)。
 日本語化についてはサイトのおすすめ方法(パッケージインストーラからの方法)を選択。
 コントロールセンタ>ソフトウェア>パッケージインストーラ>言語から、 「Japanese_Input_fcitx」を選択、右下の
 「インストール」をクリック。
 これだけではインスコされただけの為、使えるように以下設定を行う。
 コントロールセンタ>セッション>ユーザのデスクトップセッションを開き 「startup」タグをクリック。末尾に以下を
 記載。

  # fcitx-autostart
  fcitx-autostart &

 同じくデスクトップセッションの「desktop-session-conf」タブを開 き、以下を末尾に記載し、デスクトップセッション
 を保存して終了。

    # set fcitx
  export GTK_IM_MODULE=fcitx
  export QT_IM_MODULE=fcitx
  export XMODIFIERS=@im=fcitx
  # export DefaultIMModule=fcitx
            
 以上を実施後、保存してデスクトップセッションを終了、PC再起動。
 ここまでくると「全角/半角」キーで日本語入力が可能となる。


4:インスコ後のあれこれAブラウザ変更
 AntiXLinux v22(32bit)のデフォブラウザはFireFoxだが、EeePC901xには少々荷が重い。
 現在もサポートが続く軽量ブラウザ、SeaMonkyをインストールする。
 コントロールセンタ>ソフトウェア>パッケージインストーラ>SeaMonkyを選択し て「インストール」をクリック。
 インストール後、SeaMonkyから音が出ない事が判明。FireFoxでは問題な し。
 MP3等のサウンドデータも音が出る事から、SeaMonky側の問題と仮定。
 ネットを検索してみた所、SeaMonkyインスコ直後SeaMonkyから音が出ない 事象が結構あるようで、「PulseAudio」が
 入っていないとSeaMonkyから音が出ない可能性が高いとの情報。
 ※Linuxは窓OSの様にドライバを介して動くのだが、アプリによって直接ALSAド ライバを叩いて動く場合と、今回の様に
  PulseAudioを介してALSAドライバを叩いて動く場合があ る?PuluseAudio使ってるのは新しめなアプリ?
 とりあえずターミナルから「sudo apt install pulseaudio」と入力して、pulseaudioをインスコ。
 インスコ後再起動したところ、SeaMonkyから音が出た。youtubeの320p 程度で滑らかに再生できたことを確認。


5:インスコ後のあれこれBWineの設定
 このマシンでPC-98エミュレータ等も動かしたい為、Wineをインスコする。
 ターミナルから、「sudo apt install -y wine wine32 winetricks q4wine」でq4wineをインスコ。
 Q4Wineの詳細設定は以下リンク「
Wine(Q4Wine) インストールについて 」の項を参照。
 ちなみにアプリ起動方法は以下。
  1.AntiX側のホーム>「ドキュメント」などに起動したいファイルをコピー。
  2.メニュー>アプリケーション>システム>Q4Wineをクリックし、Q4wine 起動。
  3.左の「system」をクリック、画面右アイコンの「explorer」をWク リック。
  4.マイドキュメント等わかりやすいフォルダへ、先の「ドキュメント」からドラック& ドロップ、コピー
   を選択。
  5.コピーした
マイドキュメント対象ファイルをWクリックして実 行。
 ※ただ、解像度が変更になる一部の全画面ゲーは終了後解像度が変更されたままになるの で、嫌な らば再起動が必須。
  →恐らく自動復帰の方法があると思うんだけど…。


6:インスコ後のあれこれC細かい所の修正やら
 ・タスクバーへのSeamonky追加、Conkyの日本語文字化け改善、メニューバー の大きさ変更を実施。
 ・画面が狭い為、タスクバーを自動で隠すようにす る。
  メニュー>設定>設定>TaskBar>TaskBarAutoHide」を チェック。「修正内容の保存」をクリック。
 
 ・スナップショット(カスタム環境のiso化)の設定方法。
 (https://ameblo.jp/gokurakuhaze/entry- 12770280306.html)に記載あり。


23/06/10現在、とりあえず上記作業でネットアクセス、文字入力、Windows ゲーム(2D)動作、Windowsアプリ(T-98Next)
の動作に問題ない事を確認した。
今後予定としては以下3点。
 ・内蔵WiFiの電波捕まえ損ね問題の解決(古すぎるって話 もあるので、下手するとUSB無線子機を外接?)。
 ・ウイルス駆除ソフト「ClamTk」のインストール&設定。
 ・Q4Wineで全画面アプリ起動後の解像度復旧。


以下は参考サイト。

AntiXインストール手順確認について
 https://ameblo.jp/gokurakuhaze/entry-12795657376.html
 https://ameblo.jp/gokurakuhaze/entry-12770280306.html

PulseAudioについて
 https://endy-tech.hatenablog.jp/entry/linux_sound_troubleshooting
 https://mickey-happygolucky.hatenablog.com/entry/2015/04/04/105512
 https://www.youtube.com/watch?v=d0UIjwp8f-k

su(スーパーユーザ)について
 https://uxmilk.jp/52356

sudoを使ったインストールについて(RedHatはDebian系。そしてAntiX もDebian系なので応用可能)
 https://access.redhat.com/ja/solutions/135643

Wine(Q4Wine)インストールについて
 https://freebsd.sing.ne.jp/tool/02/06/02/02.html

q4Wine(WineのGUIツール)について
 https://ararabo.jp/2019-11-30/?p=9886
 



◆ASUS Kona Linux環境へのWine導入方法(簡易版)



割と簡単だったので記しておく。
1.[synapticパッケージマネージャー]を起動し、「wine」と入力して検索。
[winetricks]を選択しインストール(関連アプリ・設定がインストールされる)。
2.一旦再起動し、再度[synapticパッケージマネージャー]を起動し、「wine」と入力して検索。
3.[q4wine]が項目に追加されてるので、選択してインストール。q4Wineがメニュー追加されたらおk。
 



◆NEC PC-9821系でCDドライブの代わりにATAPI接続DVD ドライブを使用する


ATAPI接続5インチベイを持つ機種(スロットインの機種は構造が異な る為不可。AMateはSCSI接続?)で恐らく使える。
1.ドライバーについてはAT互換 機系は(当たり前だが)使用不能。
  Uchino環境(9821Xe10+パイオニア製DVDドライ ブ)ではPC-9800シリーズ用のMS-DOS6.2に付属する 「MSCDEX.EXE」と「NECCDC.SYS」を
   読み込ませることで動いた。
 
2.ついでに元々CDドライブが無い機種でCDの音を拾う場合は、CDド ライブからオーディオ出力をAVケーブル等で引き出してサウンドボードへ入力
  することが必要。
  Uchino環境ではCD ドライブから直でステレオオーディオをAV端子ケーブルで引き出し、 WaveMasterのAUX端子に接続することでポリスノーツの
  をFM音源とCDDAを併せて聞く事が出来た。

 


◆VAIOU (UX〜)のUSBドライブからの起動方法
 
一応専用ドライブあるけど、用意しなくても以下手順で利用可能だった。
1.BIOS起動
  …「VAIO」画面表示中にFnキー+F2。
2.設定変更
  …こ こら辺の情報参照。
    ※USB機器がBootするためのBios設定は「Advanced」→「External Drive Boot」をEnableに変更。

3.上記手順でうち のDVD-R改ではOK。但しUSBアクセスはUX90PS自体 遅いんで考えものかもしれない。
 



◆EeePC901 のUSBドライブからの起動方法
 
一応専用ドライブあるけど、用意しなくても以下手順で利用可能だった。

1.BIOS起動
  …電源投入直後F2押しっぱ。

2.上記手順でうちの DVD-R改ではOK。


◆ZorinOS6.2 のLiveDVDでの感想

 
良い点
・「割と使える」印象。アプリも必要なものはほぼ入っているし、 Ubuntuベースなのでインストールに困る事もそれほどない。
NTFS 領域も読み込め、データの引っ越しが非常に楽。
・ドライバー類がしっかり網羅されているのか、以下4機種で殆ど一発 認識、外付USBも問題無。Flash系も最初から入っている。
・Ubuntu12.04はUbuntu独自に操作形態が変わりちと 戸惑ったが、Zorin6.2はWindowsに似せたUIで案外す んなり操作できた。
・(あくまでWindowsXPと比較して)OSのサイズが小さく済 む。2GB程度で済みパッチなどで余計なサイズを取らない。
・Windows系ウイルスに感染しない。ウイルス駆除アプリも無料 で使える模様。
・何よりWindowsXP終息後もそのまま使え、動作が軽い。
 
悪い

・Windowsのゲーム・アプリが使用できない(OSが違うのだか ら当然。どうしてもという場合はWineやVMwareで動作させて みる)。
 →フリーアプリ系は大 抵揃ってる。VMPlayerもあるのでHDD容量と対 応CPUさえあれば何とかなるが、ネトゲは厳しいww
・OSのボタン類等のカスタマイズは左程できない 印象。出来たとしても戻せなくなったり。ここら辺は不勉強なのか仕様 なのか…。
・サウンドが一部PCでスピーカから出ない(イヤ ホン付ければOK)。
・mp4形式の動画再生時色調が変?(対応プレイヤーインストールし てみてどうか?)
 →解決策っぽい情報がこ こら辺に。

・テキストの規格が違う(JIS→UTF-8)。慣れの問題。

総感
 メインとして使うには自分の実力からして時期尚 早だが、サブPC用途なら十二分。何より動作が軽くストレスを感じな いのは良い。
 

EeePC901X>>
 Atom1.6GHz、MEM1GHz。Zorin6.2Core でサクサク。ハードウェア認識◎。サウンドもスピーカから発声、カメ ラも一発認識。
SSD交換後はこのOSで使い続けたいくらい。
 
APERA SS>>
 PenM2.0GHz、MEM768MB。6.2Coreでもサク サク。ハードウェア認識○。サウンドは認識してるがイヤホン付けない と音が聞こえない。それ以外は問題なし。
メモリ搭載量を鑑みればLightの方が良い?
 
UX90PS>>
 CoreSolo1.6GHz、MEM512MB。案外 6.2Coreでもサクサク。ハードウェア認識○、APERASSと 同様。
指紋認証は現状未確認だが、Ubuntuで動作報告があるので大丈夫 か?
メモリ搭載量を鑑みるとLightの方が良い?
 

自 作Athlon64x2 3000+>>
※実際にインスコして使用
 Athlon64 2.0
GHz、MEM1GB。 Ubuntu12.04、6.2Coreサクサク。ハードウェア認識 ◎。動画再生もまぁ問題ないレベル。
余計なエフェクトを切れば初心者でも殆ど違和感なく使えるのでは?
 



◆PuppyLinux550JP の使用感想

 
良い点
・「割と使える」印象。アプリも必要なものはほぼ入っている。インス トールに困る事もそれほどない(Puppy系だけでなくUbuntu 系パックも使用可能)。
・ネット上の動画再生はWindowsXPやZorinOSに比べる と軽い。
・OSの見た目のカスタマイズはZorinOSよりやりやすい印象。
・ドライバー類がしっかり網羅されているのか殆ど一発認識、外付 USBも問題無。Flash系も最初から入っている。
・操作形態はWindowsと左程変わらず。NTFS領域も読める。
・OSのサイズがかなり小さい。更にOSをそのままメモリ上に展開す るので動作も早い。
・Windows系ウイルスに感染しない。ウイルス駆除アプリも無料 で使える模様。
・何よりWindowsXP終息後もそのまま使える。
 
悪い

・NTFS領域へは書き込めない。
・Windowsのゲーム・アプリが使用できない(OSが違うのだか ら当然。どうしてもという場合はWineで動作させてみる)。
 →フリーアプリ系は大 抵揃ってる。VMPlayerもあるのでHDD容量と対 応CPUさえあれば何とかなるが、ネトゲは厳しいww
 →解決策っぽい情報がこ こら辺に。
・テキストの規格が違う(JIS→UTF-8)。慣れの問題。

総感
 サブPC用途なら十二分。何より動作が軽くスト レスを感じないのは良い。
 

EeePC901X>>
 Atom1.6GHz、MEM1GHz。動作軽快。ハードウェア認 識◎。サウンドもスピーカから発声、カメラも認識。
見た目のカスタマイズとちょっとした設定を施して、今後はこのまま使 用予定。
 


◆Ubuntu12.04 について

 
 PentiumMがUbuntuの 12.04から起動が対象外となったとの事で、手元の環境を動か してみた。
PenM全滅って聞いてたのだ が、物によっては動くようだ。

しかしPenM切ってもPAE対応してるPenIIとかは今後も サポートすんだよねぇ…ワケワカメ。

ついでに
Unity使えねぇ!UbuntuのUnityをGNOMEに切り 替える方法よーやく分かったのでついでに記載。

ログイン時にパスワード入力するように設定を変更した上で 以下 端末で実行
   sudo apt-get install gnome-session-fallback
再起動するとログイン画面でgnome選択できるようになる。

てか、なんで最初から切り替えできないのさ…。

友 人手製PentiumMマシン>>
 PenM2.0GHz、 MEM1GB。Ubuntu12.04はサポート外言われて DVDLive起動できず。ZorinOSも6.2Core は失敗。
(ハ ング?でも2回起動して2回とも同じとこで止まったし…) が、6.2Liteは成功。
LiteはXシステムがXFceだから動いたのか?
元々OS入替・環境構築テスト&練習を目的としたPCなので まぁ最新版動かなくてもそんなに影響はないのだが…。

APERA SS>>
 PenM1.1GHz、 MEM768MB。Ubuntu
12.04 はやっぱダメ。ダメ元でZorinOS6.2Coreを LiveDVDで動かしたら動いた。
Ubuntu12.04系ってPenM系全部だめだったん じゃないのか?謎である。
とはいえ自宅ゴロゴロ用PCなので、これはXPのまま残して おく可能性もあったり、なかったり?

 

仮 設C7マシン>>
 C7 1GHz、MEM1GB。やっぱりこっちもUbuntu12.03及びZorin6.2Coreは失敗。
Liteは起動したがちと動作が重たい。