Hobby[Photo]-節操なしに色々と。





日産プリメーラ(HP10)。

結構どこにでもいたこのデザイン、見たことある人も多いでしょう。
かくいう私も免許を取得する前から、クルマの名前は知らなくとも「結構かっこいいじゃん?」と思ってました。
免許を取得して、親戚の紹介でやってきたディーラーさんが持ってきたその車こそ、このプリメーラだったのです。
海外戦略車として生まれたこのクルマは5ナンバークラスとしてはかなり気合の入ったもので、大人4人がゆったり座って高速で移動できる背の高いパッケージは当時の日本のクルマの流行にもなりました。
そんな車体を支える足回りは、当時の日本車としてはサスペンション設定が非常に締まっており、販売当時は「硬すぎる!」という意見もあったくらいだとか。エンジンは180SXやシルビア、パルサーに搭載されたSR20DE、2000cc/150馬力という丁度良いパワー。
キビキビ走りよく曲がるFFとして、日産の一時代を築いた名車です。


免許取得して以来、ずーっと相棒として付き合ってくれたこの子も、寄る年端には勝てず(大きな所ではエンジンを支えるブッシュの劣化、走行中にオルタネータが故障(バッテリーが完全放電して自走不能に陥り、JAF呼んでディーラーに緊急入院www)、ショックのガス抜け、小さな所ではタコメータが正常動作しなくなったり雨の日にパワーウインド開けると閉まらなかったり…)、加えて相次ぐガソリンの高騰(プリメーラはハイオク対応)、鉄の高騰(今後クルマを買うのにお金が掛かる;)などもあり、車検にあたり各部の修理に幾ら掛かるか正直わからず、型式も古い為パーツ取り寄せるにも時間が掛かる…買い換えるなら今しかないか、と重い腰を上げることになったわけです。
99年の登録ですが、前のユーザは95年に購入していたらしく、足掛け13年走ってたことになる訳ですから仕方が無いかなと。
ふと周囲を見てみれば、P10どころかP11すら探すのが難しくなってしまったのは時代の流れでしょーか…(;´ω`)
晩年は故障が頻発してしまったとはいえ、硬めのサス設定で長時間ドライブも楽々だったり、高速での安定性(ぬおわkm/h出してもド安定でした…)は5ナンバークラスとしては本当に素晴らしく、できればもっと乗り続けたかったクルマです。


ってわけで、最初の写真部屋は2008年2月末にお別れした元我が愛車、プリメーラから。
上の写真は友人と一緒に碓氷峠へ遠征したときの写真。
AT車なので山道登るときかなり苦労した覚えがあります。

下の写真は最後にお別れ前に、とちょっと走ってきた時の画像。
昼間撮りたかったけど平日はムリポorz

初期にはバンパーこすったりリアヘコませたり、挙句左ミラーを綺麗に全損(爆)したこともありましたが、中の人はまったく無傷でいられたのはこの子が守ってくれてたのかな、とかふと思ったりします。

ともあれ9年間、本当にお疲れ様、プリメーラ。
今までありがとうね。



フロント。90年代のクルマですが、今見ても左程古めかしさは感じません。
ハロゲンランプの暖かい光が時代を感じます。


リア。 全体的にシンプルだけど飽きのこない良デザインでした。


最後はメーター部。見やすくて分かりやすい配置でした。