「エミさんもそろそろ他のところだと物足りないでしょ?w」
「う。そ、それは…」
図星だった。
ガーディアンズってのは表向き民間警察って事になってはいるけど、所属する人の中身は様々。
己の強さをひたすら追い求めるもの。
一攫千金を夢見て危険なダンジョンへ自ら進むもの。
なーんにも考えていないもの。
…とまぁ、種種雑多、色々だ。
ボクは唯でさえ接近戦闘が苦手と言われるニューマンだから、それに抗ってみたくなっただけの事。
そういう意味では強さを追い求めてるのかもしれない。
それに、ボクも稼がないと家計が立ち行かないし…(涙
「判った、行くよ。ランクはどれにするの?」
「Sランクなんてどうよ?」
「Sかぁ…」
現在ガーディアンズのミッションとして登録されているランクは最難関と思われるS2から順に、S、
A、B、Cと5段階。
彼が言っているHIVE―Aフォトン発電所は何かといわくつきの所で、Sランクとは言っても他のS2
ランク以上に厳しいところらしい。
正直不安ではあるけど…。
「まぁ、KrさんとKaさんとOpの旦那、Yuさんも来てくれるから大丈夫っしょw
Nさんが参加できんのは残念だけどね…」
「うん…」
Krは黒塗りのキャストと一緒に住んでるFO系一筋で頑張ってるニューマン女性。
彼女もまたかなりの凄腕で、各地のダンジョンを一人で徘徊してはお宝を拾ってきているらしい。
KaはRA系一筋のいぶし銀ヒューマン女性。
彼女のフリーズショットは全てを凍てつかせると仲間内でも評判になっている。
OpはこれまたHU系一筋のマッチョなヒューマン男性。
日ごろ「マッソウ!!!」と叫びつつ巨大な斧を振り回すモヒカンと髭と丸眼鏡が特徴のナイスガイ。
Yuは女性型キャストで、ボクと同じファイガンナーだったんだけど、先日タイプLvが
上がりきったとかで今はフォルテガンナーに転職したらしい。
物静かな雰囲気のある人だけど、戦闘時はなかなかアグレッシブな動きをする。
最後に名前の出たNはニューマン女性で、ボクの古くからの友人。
フォルテファイターで爪攻撃を極めんとする女戦士だけど、どうやら今回は都合が悪いらしい。
確かに知り合い中で今の人選ならこれが最上だね、確かに。
「了解、出発は何時?」
「3時間後に4F宇宙港前でいいかな?」
「判った」
自室に戻って武装と防具をそろえる。
相反する属性は互いのダメージを大きくし、同じ属性ならばその逆になる。
ギリギリの戦いを強いられるボクらガーディアンズにとって、ここら辺は結構重要な事だ。
SEED系モンスターは闇属性を持つものが殆どなので、闇属性防具と光属性の武器を一通り。
あとは薬品を―と考えてたところでドアが開く音。
「にぱっw」
「んちぁ(*'-')ノ」
天真爛漫な笑顔が二つ。
最近ガーディアンズへ就職したキャス子の
Idと、ボクの部屋を道案内してくれていたらしい
Koだった。