実車は1997年、北越急行ほくほく線開業の際に導入されたVVVF制御の1M電車で、製造は電車としては珍しい新潟鉄工所製。
160㎞/h運転を行っていたはくたかから逃げ切る為、地方私鉄路線の普通型電車としては破格ともいえる性能(起動加速度3.0km/h/s、最高速度110㎞/h)を誇る俊足車です。
2015年3月の北陸新幹線開業によりはくたかの直通こそなくなりましたが、はくたかに代わる速達快速列車として「"超"快速スノーラビット」が設定され、導入から18年が経過した今もなお俊足っぷりを発揮しています。
模型は鉄コレレーベルにて発売されたもの。
NDCの車体構造を取り入れた20m級の寒冷地対策向け2扉、屋根にはブレーキ抵抗がド派手にのっかったVVVF制御の韋駄天1M電車…という、架空鉄道だったらまず間違いなく「ありえない」とツッコミを受けそうな、美味しいとこどりの塊のようなこの電車。開通から18年の時を経てようやく完成品発売と相成りました。
今回は一般色を2セット、ゆめぞらIIを1セットの合計3セット6両を一気に導入。非常に良く出来たモデルなのですが、スカート形状がTN化するのに難関となっており、パンタや車輪交換に留まっていました。そんな折、HK100用のTN対応化スカートパーツが発売されたことを知り、慌てて購入。
これで単行~3連で単線高架橋をブッ飛ばす、韋駄天電車が再現できることとなりました。
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