Cross Point



 

○月□日
今日はガーディアンズライセンスの継続手続きとかで、一日中ご主人は留守。
ご主人が居ないと、なんだかやる気が出ないことこの上ない。

店番で大あくびをかみ殺しつつぼ〜っとしていたら、ご主人の友人の一人のエr…じゃなかったテツモという名のビス男が入店してきた。
一足早く手続きが終わったとかで、ご主人に手渡したいものがあるとかで寄ったらしい。

「ん、元気なさそうだな、どした?」

わしわしとビーストらしい大柄な手で頭を撫でられる。
頭の飾りがワヤクチャになるので、ご主人以外にやられようものなら
自慢のナックルでぶっ飛ばすのが常、だったのだが。
今日はそんな気にならず、ついでに(微妙な所は伏せながら)ダメ元で相談してみた。

「ふーん、ご主人想いの良いPMに恵まれたな、エミも。
 なぁ、それだったら写真とか肌身離さず持ってるってのはどうだ? 」

写真かぁ、イイカモ。

「あぁ、それと俺にも一枚焼き増しもらえるとうれしいかな♪」

お前、自称紳士じゃなかったのかよ?
とりあえず聞かなかったことにする。