ボクは、正直混乱していた。
居住区へと続くエレベータの扉が閉まった途端、またシンクはボクにぎゅっと抱きついてきて、そのままキスされる。
仲の良い友達だとずっと思ってた。でも、シンクにとってはそれだけじゃ無かったのかなぁ…。
残念なような、でも嬉しいような、そんな複雑な気分。
そして、シンクがくれる刺激は…ボクにとってキモチイイもので。
身体の芯がじわり、と熱を帯びていくのが分かった。
まずい、と理性は訴えてるのに、本能が操る身体は動こうとしない。
ウィルにしてもらった時とは、また別の感覚が、ボクの身体を駆け上がっていく。
「ふ…はぁ…」
お互いにちょっと離れ、ため息のような息を吐き。
「ん…ふ…」
また、一つになる。
いつの間にかキスに夢中になっていたボクの胸に、シンクの熱い手が触れる。
「ふは…ぁ…!」
今までと違う刺激に、ボクの身体が戦慄き、声が漏れる。
「ん…、胸、気持ち良いんだ?」
うっとりと、熱を帯びた彼女のささやき声が耳に届く。
ボクは首を横に振った。これ以上されたら、多分戻れない。
でも、シンクは…。
「無理しちゃ、だめだよ?」
さらにやわやわと服の上から刺激を繰り返してくる。
「ん、はぁっ…ひ…ぅっ…!」
目の前がチラチラと白くなって。
ダメ…も……イッちゃ…う…
あ…
「…っ!…ひあぁあっ?!!…イッ…んうぅっ!」
頭の中が真っ白になって。
エレベータの中であることも忘れて、ボクは絶頂感を味わってしまっていた。
こんな、とこで…ボク…イッちゃっ…てるぅ…!
「ふゃ…あぁん…」
大きな波が来た後も、小さな波がさざなみみたいに押し寄せてくる。
女の子同士で、しかも外なのに…なんで、こんなに…
「…ふふ。気持ち、良かったみたいだね?」
「ぁふっ…ん…しん…く…ぅ」
こんなに、シンクに触れられるとキモチイイんだろう?
それだけで、やっと収まってきていた身体の芯の熱が、また熱量を増した。
ダメなのに…足りないの。
もっと、ほしい…。
もっと…ぉ…