Cross Point




 





部屋に入るなり、赤玉PMを追い出して、シンクはボクをベッドに座らせた。
身体の火照りが収まらない…どうにかなっちゃいそうだ。

「しん…くぅ…」

内なる熱さが苦しくて。でも、シンクのぬくもりが恋しくて。
つい、声に出して呼んでしまった。

「…えみー…な…」

掠れた声で、呼ばれて。そのまま押し倒される。
ファニエスアッパーの裾をめくりあげて、その下の下着の隙間から胸元に手を挿し込まれる。

「ふぁ…」

肌を撫でられる毎に、背筋にぴりっと電流が走ったようになる。
シンクの手、すごく熱い…。

「部屋の中だから、声、我慢しなくていいよ…?」

悪魔のような魅惑的な囁きがボクの耳に届く。
今、声出しちゃったら…ボクの何かが、変わっちゃいそう…。
でも、快楽をくれるシンクの指は、残酷にも一番弱いところを探り当てて、丁寧に愛撫してくる。

「ふあぁっ?!」
「ほら…こんなに硬くしちゃって…エミ、気持ちイイ?」

きゅぅっ、と硬くなった先端を摘まれて。

「ひぃんっ?!…ん、ふぅ…っ…!」
「まだ頑張るんだ?それじゃこっちは、どうかな?」

シンクの手が、ボクの下腹部に触れて…

「あ…」

期待と、恐怖がごっちゃになって、

「服の上からでも分かるよ…エミ、すっごく濡れてる…」
「そうさせたのは…シンクじゃないか…ぁ…」

でもなんとか反撃してみようとするけど、

「もう、我慢、できないんでしょ?」
「ぅ…」

その一方で、期待してる気持ちが強くなってる自分に気が付いて…。

「意地悪してごめんね…。ほら、思いっきりイッちゃえ、エミ!」

反論する間も無く、トリガーは引かれた。

一番熱くて、潤んだところを掻き回されて。
トドメを刺されたボクの理性は、あっけなく決壊した。

「あぅぅっ!?…やぁ…またイッちゃ…ああぁぁぁああぁあっっ!!」

一旦声が出てしまうと、もう止めようが無かった。
焦らされ続けていた反動か、受ける快楽が大きすぎて、何も考えれなくなる…。
ボク…、壊れ…コワレ…ちゃぅ…よ…!