第五夜...「みんなはひとりのために」
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積層装甲すら物ともせず、少女の拳はオプトの左腕を粉々に打ち砕いていたのだ。 『お、おのれぇぇ!!貴様も反抗するというのか、ミュー!!』 雄叫びをあげ、なおも殴りつけるティアナ。 「…チャンスっ!!」 ティアナに防戦一方となり動きの止まったオプトを見、H&S25"ジャスティス"を構えて隙をうかがっていたケイが突進する。その行動の意味に気づいたシーガルも、怒鳴りつつケイの後を追った。 「ケイさんっ!あんた1人じゃいくらなんでも無茶だ!!ソーマ、ラバータ頼むっ!!」 ドカドカドカドカドカドカッ!!! 駆け込んできたケイは、そのままの勢いでオプトの股下をスライディングしつつ発砲.。 「やっぱりかぁぁぁ!!!」 言いつつ、シーガルもケイが通りすぎた後を同じようにスライディングしつつ大剣で切りつける。 『ごあぁぁっ?!キ、貴様らアァぁぁぁァぁぁ!!!!』 ガキンっ!!! 空気が軋んだ音を立てた瞬間、オプトと、それに取り付いていたティアナまでもが一気に凍りつく!!
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